いよかん

属性:ミカン科ミカン属
いよかん

試食が量販の決め手。冷やして味を際立たせて

赤紅色の果皮が美しく、果汁の豊富さ、強い芳香がある。明治時代に山口県東分村(現・萩市)で発見された。その後、愛媛県で育成が進み現在に至っている。出回りは年明け~3月頃。中晩柑類の主力商品として定着している。

POPはコレ!

  • 果汁が豊富!むいて冷やすと格別
  • むきやすい!冬のビタミン補給に

市場シェアと出回り時期

いよかんの市場シェアと出回り時期

鮮度の見分け方

  • ヘタ枯れのないもの
  • ヘタ落ちがないもの
  • 紅色が濃く全体的に色づいているもの
  • 重量感のあるもの

最適な保存条件

温度3~7℃、湿度90%。高湿になるほど果面の色がよくなるが、味ぼけが速くヘタ枯れの発生が多くなる。カラーリング処理がされている場合が多いので注意。

ONE POINTアドバイス

  • 持ったときに軽いものは、皮と果肉が離れている浮皮や、スが入っている場合がある。

売場づくりのポイント

  • 皮離れがよく、手で皮をむいて簡単に食べられることをPOP などで説明するとよい。

Q&A

Q1 いよかんを食べたら苦みが強かった。原因はなに?
A. 果実中に含まれるリモネンが、凍結などの外的要因で変化をきたし苦みが出たものと思われる。

食べ方のアドバイス

  • やや硬い果皮は簡単にむくことができ、薄皮も一つひとつはがしやすい。そのまま食べる人もいるが、通常はむいて食べる。
  • 皮ごと半分に切って果肉を取出せばカップのように。

出典

改訂9版 野菜と果物の品目ガイド

発行・発売   株式会社 農経新聞社
写真撮影株式会社 スタジオアトム
  • 大阪市市況情報地図情報における野菜と果物の写真並びに本ページは、大阪市中央卸売市場が株式会社農経新聞社の著作権の利用許諾を受けて複製し、公衆送信を行っております。
  • 本ページの内容の私的利用を除く、無断での複製(印刷・コピー等)・転載・出版・配布(無償を含む)は、書籍発行・発売元で著作権者の株式会社 農経新聞社の著作権の侵害となります。一部引用する場合は、必ず「出典 改訂9版 野菜と果物の品目ガイド」と明記して下さい。
  • ただし、POPの例は売場や企画書などでご自由に参考にできるものとし、出典の記載も不要です。
  • 出典の書籍に、万一、誤植・誤記などがあった場合には修正箇所を株式会社 農経新聞社ウエブサイト(http://www.nokei.jp)で掲載しております。