食用菊

属性:キク科イエギク属

黄(阿房宮)

【黄(阿房宮)】黄色い八重の大輪。干し菊にもされる。サラダ、漬物や菊花ご飯に

紫(延命楽)

【紫(延命楽)】赤紫で八重の中輪。「もってのほか」「かきのもと」の呼び名も

ほんのりやさしい香り。秋の食卓をカラフルに!

香りとシャキシャキした歯ごたえが特徴。食用菊は花そのものを食用にする大輪の菊と、つま物として利用する小菊がある。大輪の菊は甘みがあり黄色と紫の品種がある。つま物の小菊は黄色の品種のみ。周年出回るが、本来の旬は9月~12月。

POPはコレ!

  • 加熱しても変色なし。秋のおひたしにピッタリ!
  • 秋の香りと華やかさ。クリームチーズで洋風に。

鮮度の見分け方

  • 花弁の先までしおれていないもの
  • 菊特有の香りがあるもの
  • 茶色く変色していないもの
  • 触ったときに、すぐ花びらが落ちないもの

最適な保存条件

5℃前後で保存する。保存は短期間。家庭での保存は、パックのまま冷蔵庫の野菜室へ。早めに食べるか、ゆでて冷凍保存がよい。

栄養&機能性

ビタミンE、ビタミンC、カリウム

ビタミンEは抗酸化作用が強く、細胞の健康維持を助ける働きがある。また毛細血管の拡張に関わり、体内の血行をよくするといわれている。

ONE POINTアドバイス

  • 漬物にすると便利。炊きたてのご飯に混ぜ合わせて菊花ごはんに応用できる。
  • ガクの部分は香りが強く佃煮にするとおいしい。

売場づくりのポイント

  • 花弁が落ちやすいので、パックする場合は深くて姿の見える容器を使うとよい。花の上面を上に向けて1個ずつ詰める。

下ごしらえのポイント

  • 花弁だけを摘み取り、酢を加えた熱湯でさっとゆで、水にさらす。
  • シャキシャキした歯ざわりを残し、ゆですぎない。

★オススメ料理

吸い物/天ぷら/酢の物/和え物/おひたし/サラダ/漬物

出典

改訂9版 野菜と果物の品目ガイド

発行・発売   株式会社 農経新聞社
写真撮影株式会社 スタジオアトム
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