トレビス

属性:キク科キクニガナ属
ラディッキオ

鮮やかなコントラストと、ほろ苦さがアクセントに

やや苦みがあり、葉は赤紫でやわらかい。フランスではトレビス、イタリアではラディッキオと呼ばれることが多い。結球型、非結球型、ロケット型などの品種がある。主流は結球型で、アメリカなどから輸入され、周年出回る。

POPはコレ!

  • いろどり豊かなビストロ風サラダ
  • 肉料理に合わせてほろ苦さが口直しに!

鮮度の見分け方

  • 葉に弾力があり、みずみずしいもの
  • 白い部分に変色がないもの
  • 傷やしおれがないもの
  • 下の切り口が新鮮で、変色の少ないもの

最適な保存条件

温度0℃、湿度90~95%。フィルム包装する。家庭での保存は、ラップに包み冷蔵庫の野菜室へ。さっとゆでて、冷凍保存もできる。

栄養&機能性

アントシアニン、ビタミンC、カリウム

栄養価はそれほど高くないが、鮮やかな紫色は、ポリフェノールの一種であるアントシアニン。抗酸化作用が期待されており、がん予防の研究がなされている。

ONE POINTアドバイス

  • 加熱すると苦みが増すので注意。
  • 酸味のあるフレンチドレッシングと相性がよい。
  • 中華麺と炒めると、麺が翡翠(ひすい)色になる。

売場づくりのポイント

  • 傷つくことで褐変を起こしやすいので、取り扱いには充分注意し、できるだけ重ねて陳列しないこと。

下ごしらえのポイント

  • レタスと同様、包丁で切ると細胞が押しつぶされ、鉄分と反応し苦みが強くなり、切り口も褐色に変わるため、手でちぎるとよい。
  • ラディッキオは葉の濃い赤と、葉脈の白いコントラストが活きるように、縦にちぎるとよい。
  • 加熱すると苦みが強くなるのを活かし、料理のアクセントに。肉料理のつけあわせにしたり、イタリアではチーズと合わせてリゾットなどに使用される。

★オススメ料理

サラダ/つけあわせ

【品種紹介】

ラディッキオ

【ラディッキオ】イタリアの品種。球形でサラダのほかグリルにも。最もメジャーなタイプ

タルティーボ

【タルティーボ】葉が細長く結球しない品種。みずみずしく甘みがある

カステルブランコ

【カステルブランコ】地はクリーム色で紫の斑紋がある。ゆるく結球し、サラダに向く

出典

改訂9版 野菜と果物の品目ガイド

発行・発売   株式会社 農経新聞社
写真撮影株式会社 スタジオアトム
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