ジョナゴールド

属性:バラ科リンゴ属

ジョナゴールド

紅玉に似た風味をもつ、中生の主力品種

果肉はち密で、甘みと酸味が適度に調和し「紅玉」に似た風味がある。果形は円形で、果重は300~350gと大玉になる。果皮の色は黄色の地肌に鮮紅色につややかに発色し、表面にワックスが出やすい。収穫量は「ふじ」「つがる」に次ぎ、中生種の主力としての地位を確立し消費も安定。収穫時期は10月、出回りは10月中旬~11月上旬が最盛期。貯蔵物は翌3月~5月に出回る。元々は、米国ニューヨーク州立農業試験場で、1943年(昭和18年)に「ゴールデンデリシャス」に「紅玉」を交配して育成された。命名は1968年。「ジョナゴールド」という名は両方の親が由来。(紅玉はニューヨーク州で1800年ごろ育種され、アメリカでは栽培を推奨した人物の名をとって「ジョナサン」と呼ばれている)

POPはコレ!

  • ツヤは熟した印!早めに召しあがれ!
  • やさしい食感と酸味。お菓子づくりにもGood!

市場シェアと出回り時期

ジョナゴールドの市場シェアと出回り時期

鮮度の見分け方

  • 色がよく回っているもの
  • ツヤがあるもの
  • 果梗(軸)が太いもの
  • 重みのあるもの

最適な保存条件

温度0℃、湿度85~90%。産地では貯蔵用としてやや未熟なものを収穫・冷蔵するので、3~4か月の貯蔵が可能。しかし、市場出荷品は一般に完熟品を出荷するので、保存期間は10~14日。ワックスは食味に影響しないが極端に多い場合はふき取ること。家庭での保存は、紙袋に包みビニール袋に入れて野菜室へ。

売場づくりのポイント

  • 貯蔵したものはワックスが多く出たり、ふけやすいので、品質をチェックする。

食べ方のアドバイス

  • 表面がべたつくのは果実成分の一部で有害ではない。食べるときに気になる場合は、ふきんで拭き取ってからカットするとよい。
  • やわらかく酸味も適度にあるのでジャムにしてもよい。

出典

改訂9版 野菜と果物の品目ガイド

発行・発売   株式会社 農経新聞社
写真撮影株式会社 スタジオアトム
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