ふじ

属性:バラ科リンゴ属

ふじ

甘み、果汁、歯ごたえ抜群!貯蔵性もあり人気No1

酸味と甘みのバランスがよく、ジューシーでシャキシャキの歯ごたえ。果皮は縞状に赤く着色する。最も生産量が多く、消費者の人気も高い。
りんごとしては晩生の品種で、収穫は10月~11月に行われる。長野、山形、福島県産は、収穫後に順次出荷されるが、青森県産は12月から出荷され普通貯蔵、CA貯蔵などによって翌年の7月頃まで出回る。「国光」と「デリシャス」の交配種で、農水省果樹試験場(当時)の盛岡支場で育成された。1962年に「りんご農林1号」として品種登録され、その後「ふじ」と名付けられた。長期貯蔵しても果肉の劣変は少なく、普通貯蔵で3月まで貯蔵できる。この特性により、りんごの流通は変わったといわれている。無袋栽培の「サンふじ」はJA全農長野の登録商標。

POPはコレ!

  • 海外でも大人気!日本代表のりんご!
  • 蜜入りは完熟のしるし。早めに食べて

市場シェアと出回り時期

ふじの市場シェアと出回り時期

鮮度の見分け方

  • 全体に赤いもの
  • 花落ちの部分(尻)が横に開いているもの
  • 花落ち部の中心が深いもの
  • ずっしりと重みのあるもの

最適な保存条件

温度が0℃、湿度85~90%。貯蔵性の高い品種であり、産地では出荷時期に応じた熟度で収穫し、冷蔵またはCA貯蔵によって6~8か月の貯蔵が可能。市場出荷品の保存は、15~20℃で、年内出荷品で2~3週間、長期貯蔵品で7~10日程度である。家庭での保存は、ビニール袋に入れて口を閉じ、野菜室へ。

売場づくりのポイント

  • 店舗での販売は5~10℃の低温が望ましい。
  • 蜜入りはあまり日持ちがしないので注意。

食べ方のアドバイス

  • 果汁が豊富で、味のバランスもよいため、生食のほか、ジュースにも向く。
  • 箱で購入した場合は、一度すべて取り出し、新聞紙を交互に入れて冷暗所に保存するとよい。

出典

改訂9版 野菜と果物の品目ガイド

発行・発売   株式会社 農経新聞社
写真撮影株式会社 スタジオアトム
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