属性:マメ科エンドウ属

栄養たっぷり!えんどうの若芽
豆の香りと歯ごたえのよさが特徴。えんどうの若芽とツルを食用とする。中国では、春に枝から摘み採ったものが高級食材として使われる。日本で一般的なのは豆を発芽させて茎と葉を食用とするスプラウトタイプ。出回りは周年。
POPはコレ!
- 加熱してもシャキシャキ!
- 根を残しカット。再収穫できます
鮮度の見分け方
- 葉が緑色で黄化葉がないもの
- 茎がしっかりしており、みずみずしいもの
- 根が白く、弾力のあるもの
ONE POINTアドバイス
- カロテンを100 g中4700μg も含み、ほうれ
ん草よりも多い。ビタミンC や食物繊維も豊富。
下ごしらえのポイント
- 豆付きの場合、下葉を残しカットして使うとよい。新芽が伸びて再収穫できる。
★オススメ料理
サラダ/スープ/炒め物
コラム
豆苗の人気の秘密!
年間を通じ価格変動が少なく、野菜が高騰した際に代用品として人気が出た豆苗。最近では生食でも「シャキッ」とした歯ごたえがよいと、サラダや鍋用の葉物野菜として定着してきている。ほのかな甘みが美味しく、再収穫などの特長を活かして「野菜嫌いを克服しよう」とのキャンペーンを行っているメーカーもある。夏休みには、自由研究などを想定し、売場に再収穫の手順などのPOPを並べるのもよいだろう。
◎豆知識……豆苗の資材や栽培方法
スプラウトタイプの豆苗は伸びが早いため、呼吸コントロールフィルムを使用しているものもある。そういった商品は、比較的水々しさを保ち、スジっぽくなりにくい。また、生産方法の多くは水耕栽培だが、高度に衛生管理された植物工場産のものも出てきた。産地もさまざまだが、栽培に使う良質な水や夏期にも気温が上がらない高冷地で生産するなどの工夫も見られる。例えば最大手の村上農園は、山梨北杜に国内最大規模の豆苗専用植物工場を新設し、品質を高めている。
【簡単! 豆苗の再収穫】
- 根元の近くにある小さい芽の上、豆から2cm位上の部分をカット
- 朝晩1日2回、水を入れ替える。昼間は明るい窓辺に置き、夜間は冷えない場所へ。気温の高くなりすぎる夏季は窓辺ではなく明るい室内へ。
- 水は上から直接かけずに横から、豆にかからない位が目安。豆まで水がかぶってしまうと、豆が傷んで弱ってしまうので注意!
- 10日から12日ほどで再収穫できる。