属性:バラ科サクラ属

旬は初夏の期間限定!国産と輸入の食べ比べも
国産は上品な甘さで、輸入物は甘みが濃い。旬がはっきりしている果物で、見た目もよいため贈答用にされることも多い。雨に当たると裂果しやすいため、夏場に雨が少なく昼夜の寒暖差がある山形県や北海道などが主産地になっている。国産は6月~7月。アメリカ産は5月下旬~6月上旬にカリフォルニア産、6月下旬~7月上旬にワシントン、オレゴン産が輸入される。
POPはコレ!
- 逃さないで旬は初夏のみ!
- 母の日の「ありがとう」。初夏の宝石をどうぞ!
- 冷凍もできます。トッピングやジャムに
市場シェアと出回り時期
鮮度の見分け方
- 粒が大きいもの
- 果肉がしまっているもの
- 表面がなめらかで傷のないもの
- 果梗(柄の部分)のしおれがないもの
最適な保存条件
温度0℃、湿度85~90%。500gパックのものをポリエチレン袋で包装すると、0℃で40日、20℃では約10日間の保存が可能。店舗での販売は5℃前後がよい。家庭での保存は冷蔵庫ではなく、室内の涼しい場所に置く。冷やす場合は食べる2時間前くらいに冷蔵庫に入れるとよい。
栄養&機能性
カリウム、アントシアニン、葉酸
果皮や果肉の色はポリフェノールの一種アントシアニンによるもの。アントシアニンは抗酸化作用があり、活性酸素の生成を抑える働きがあるといわれている。
ONE POINTアドバイス
- 輸入の方が、国産に比べてアントシアニンが多い傾向にある。
- 洗うときは柄を付けたまま、ボウルに入れて流水を注ぎ、10分ほどつけておくと汚れが浮きやすい。
- 水洗いした後、種ごと冷凍保存できる。そのままヨーグルトに入れたり、解凍せずにジャムに加工することもできる。
売場づくりのポイント
- 産地パックの場合は、不良品を取り除き、重量を補充してパックし直すとよい。バラ詰めの産地ものは、300~500gにパック詰めにする。
- 6月には国産品と輸入品が同時に出るので、売り場スペースを十分に確保し、集中的に販売するとよい。
Q&A
Q1 | 食べようとしたら、中からウジ虫のようなものが出てきた。 |
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A. ウジ虫のようなものはサクランボに寄生するオウトウハマダラミバエの幼虫と思われる。果実は食べても害はないが売り物にはならない。 |
食べ方のアドバイス
- 半分にカットして種を抜くか、専用の種抜きを使って種を抜き、ゼリーなどに使ってもよい。
- ホワイトリカーで果実酒にしてもよい。
- 産地の山形では、半日ほど塩水に漬けておくと甘くなるといわれている。
- 砂糖で甘く煮てからチーズケーキにのせてもおいしい。