属性:バラ科ビワ属

出回りは初夏のみ!旬の演出にぴったり
ジューシーでやわらかく、上品な甘さとほのかな酸味がある。出回り時期が短く、旬は5月下旬~6月。消費は初夏の旬果物として安定しているが、生産は減少傾向。主力品種は茂木や田中。近年、千葉県から種なしびわが発売されている。
POPはコレ!
- 皮むきのコツはオヘソから!
- さわやかな甘さはこの時期だけ!
鮮度の見分け方
- 果実にツヤがあるもの
- 皮が茶色く褐変していないもの
- うぶ毛が取れていないもの
- 傷やあたりがないもの
最適な保存条件
温度5~15℃、湿度90%。温度較差のない場所を選べば10日くらいは保存可能。完熟に近い状態で出荷されるので冷所に保存すること。
ONE POINTアドバイス
- 家庭での保存は常温がよい。日持ちがしないので、早めに食べきること。食べる直前に冷やすとおいしい。
- カロテンの含有量が100g中810μgと、果物の中では非常に多いほう。
- 産地では果実を丸ごと煮詰めたものを、やけどや皮膚病の治療薬として古くから利用している。
売場づくりのポイント
- 収穫期が入梅期なので荷傷みしやすい。また出回り時期は気温の上昇期にあたるので、鮮度低下が起こりやすい。当日完売を徹底する。
- 葉は美しいので、季節感を演出するために陳列に利用するとよい。
食べ方のアドバイス
- 手で皮をむき、果肉のみを食べる。種は取り出し、種の周りの薄皮は渋い場合があるので、取り除くとよい。
- 水煮にして缶詰などに加工される。近年はジャム、ゼリーアイスクリーム、羊羹などの菓子のほか、酒やジュースにも使われている。
- 葉は乾燥させて煎じる。古くからお茶などにも利用され、清涼飲料水としての利用も多い。