属性:バラ科サクラ属

真夏においしい酸味!皮ごと食べられる
ネクタリンはももの一種だが、ももに比べて酸味が強めで果肉がしっかりしている。最大の特徴は果皮がなめらかで毛茸(もうじ)がないこと。そのため、油桃(ゆとう)とも呼ばれている。出回りはももとほぼ同じ7月~9月で、最盛期は8月。
POPはコレ!
- ガブっと皮ごと食べられます
- しっかり煮崩れない!皮ごとタルトに
鮮度の見分け方
- 全体に着色しているもの
- 皮に傷のないもの
- ふっくらとみずみずしいもの
- やわらかくなく、適度な硬さのあるもの
最適な保存条件
温度0℃、湿度85~90%。やや未熟な果実を用いれば2~3週間の貯蔵が可能。完熟商品の場合は、花落ちのほうにフルーツキャップをかぶせて保護する。
ONE POINTアドバイス
- 保存は、ポリ袋に入れて野菜室へ。できるだけ常温で、食べる前に冷やすのがおいしい。
- 追熟させる場合は、室内で行うこと。日光や風に長時間当たるとツヤがなくなり、果肉がやわらかくなり香りも落ちてくる。
- ももと比べるとビタミンCに加えてビタミンAも多く含まれており、繊維質も豊富。
売場づくりのポイント
- 店舗での販売は5 ~ 10℃の低温で管理することが望ましい。
- 全般に貯蔵性が低いので、旬の時期に完熟を仕入れ、早期販売を心掛ける。
食べ方のアドバイス
- 実の筋に沿って、種までナイフを差し込み、ぐるっと一周切れ目を入れる、その後、実をねじって割ると、種の中心からきれいに半分になる。
- 皮も食べることができる。ただし、やや硬く口に残るので、むいたほうが高齢者や子供には食べやすい。
- 果肉が硬いため煮崩れしにくく、コンポートや果肉を残したジャムなどに向く。