属性:キジカクシ科アスパラガス属

鮮度が大きく味に影響!輸入品は利益商材として定着
うま味とコクのある味と歯ごたえが特徴。かつては缶詰のホワイトアスパラが主流であったが、現在はグリーンアスパラがほとんど。最近はミニアスパラや生鮮のホワイトアスパラ、紫アスパラなど多様化している。国産の端境期にはメキシコ産、オーストラリア産などが出回り、ほぼ周年供給される。
POPはコレ!
- ベーコン巻はお弁当の定番!
- ホワイトアスパラはヨーロッパの春の味覚
- 甘さとやわらかさ抜群!買ったらすぐにゆでて。
市場シェアと出回り時期
鮮度の見分け方
- 太くまっすぐに伸びているもの
- 色が濃く、ツヤのあるものがよい
- 切り口がみずみずしく硬くなっていないもの
- 穂先がしっかりと閉まっているもの
最適な保存条件
温度0~2℃、湿度95%で2~3週間の保存が可能であるが、元来変質しやすい野菜なので、長期保存は好ましくない。0℃でも無包装では3~4日が限界。家庭での保存は、ラップに包み冷蔵庫の野菜室に立てて入れておけば翌日くらいまで持つ。
栄養&機能性
アスパラギン酸、ビタミンE、ルチン
アスパラギン酸はアミノ酸の一種で、体内でのさまざまな代謝に関与し、疲労回復に効果的といわれている。また血圧を下げるというルチンも含有している。
ONE POINTアドバイス
- 太めのほうが甘くやわらかく味もよいといわれる。
- 切ってゆでるとうま味も溶け出るので、長いままゆでるほうがよい。
- 鮮度がなによりおいしさの決め手。買った日のうちに食べない場合は、軽くゆでて冷凍保存するほうが味は落ちない。
- ホワイトアスパラはゆでるときにレモン汁を加えるときれいな色に仕上がる。
- 紫アスパラはゆでると緑色になる。
売場づくりのポイント
- 保存温度に関係なく、水分の蒸散が激しい。ポリフィルムによる密封包装が有効で、蒸散防止とビタミンCの保持に役立つ。冷風設備があれば、軽く散水するとよい。
- 切り口がしなび始めたものは、切り口を少し切り戻してから売場に陳列する。
Q&A
Q | 輸入品の根の部分が赤茶色になっている。 |
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A. 生育期に低温にあったためで、ポリフェノール類の蓄積と考えられる。品質には影響はない。 |
下ごしらえのポイント
- 根元の硬い部分は火が通りにくいので、2cmほど切り落とし、さらに3㎝ほど外皮をピーラーでむく。
- 口当たりをよくしたい場合は、茎についている三角の部分(はかま)を包丁で取り除くとよい。
- ゆでる場合は、お湯に根から入れてゆでる。切ってゆでるとうま味も溶けるので、長いままゆでる。
★オススメ料理
サラダ/和え物/炒め物/グラタン/天ぷら