ふき

属性:キク科フキ属
ふき

ほろ苦さと豊かな香り。「日本の春」を演出

独特の香りと苦みが特徴で、春の旬野菜として根強い需要がある。品種の主流は愛知早生。他に、根元が赤い水ふき、草丈が高く淡い緑色をした秋田ふきなどがある。促成、半促成物は10月から出回り、露地物は4月~5月が最盛期。

POPはコレ!

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  • 葉もいっしょに煮る!香り豊かに仕上げるコツ

鮮度の見分け方

  • 新葉が伸び切って、みずみずしいもの
  • ヤケがなく鮮やかな緑色のもの
  • 茎を持った時にしならないもの。ただし、太すぎると筋が硬く空洞があるので注意

最適な保存条件

温度7℃、適湿度85~90%で15日程。ラップなどで巻けば8℃前後でもよい。家庭では、ビニール袋に入れて冷蔵庫の野菜室へ。ただし早めに使うこと。

栄養&機能性

カリウム、サポニン、カルシウム

独特の苦み成分であるサポニンやタンニンは消化を助け、食欲を増進させる効果があるといわれる。

ONE POINTアドバイス

  • マヨネーズで和えてサラダ感覚にすれば、子供にも食べやすい。主に茎を食べるが、苦みの強い葉は佃煮などに使える。

売場づくりのポイント

  • 切り口が劣化したときは、根元を切り、茎を水につけておけば、しおれを防ぐことができる。

下ごしらえのポイント

  • 葉と硬い根元を少し切り落とし、まな板に並べて塩をふり、転がしながら板ずりをする。
  • ゆでる際は、葉とともにゆでると香りがよくなる。

★オススメ料理

煮物/和え物/きゃらぶき/漬物

【品種紹介】

ラワンぶき

【ラワンぶき】北海道足寄町の螺湾(ラワン)川に沿って生息し、草丈は2m以上、茎の直径が約10㎝にもなる。太くてやわらかく、食物繊維は通常のふきの約3倍

出典

改訂9版 野菜と果物の品目ガイド

発行・発売   株式会社 農経新聞社
写真撮影株式会社 スタジオアトム
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